千葉県柏市のオンラインサロンakala(アカラ)
運営事務局の布田ですm(__)m
チーズ愛好家&美食探究家 として、記事提供してくださる ”アツコ先生” より
「ブルーチーズ」についてご紹介いただきます。
ブルーチーズは、青カビ菌のついた草のせい!?
「ブルーチーズが好き」という方はお酒も好きな方が多いです(^^)
たしかにブルーチーズにはお酒が良く合います!
チーズの中では一番個性的で、大人の味わいです。

あの青カビがどうやってチーズの中に入り込んだのか、不思議ではないですか?
昔はブルーチーズが作られている地方で生えている草に、青カビ菌がついていて、
それを食べた牛のミルクでチーズを作るとブルーチーズができていました…
それもすごい話ですよね!!!
食べたものが、体を通して出ていっても次に影響を与える、ということに。。。
今は、その方法だと不確実なので、絞ったミルクに青カビ菌を添付したり、
ミルクを固めて細かいお豆腐のように裁断した時に青カビ菌を添付したりしています。
世界三大ブルーチーズ!
世界三大ブルーチーズと言われている(日本でしか言われていませんが…) のが、
フランスの「Roquefort ロックフォール」と
イタリアの「Gorgonzola ゴルゴンゾーラ」
イギリスの「Stilton スティルトン」です。
ゴルゴゾーラは、パスタのソースやピザのトッピングに使われていたり、と一番よく聞く名前ですよね。
イタリアのチーズはお料理に使われることが多いので、
イタリア料理屋さんに行くとメニューの中にチーズを使ったお料理の名前をよく目にします。
実はゴルゴゾーラにはドルチェ(甘口)とピカンテ(辛口)があります。
ドルチェの方はトロリとクリーミーで食べやすくカビも少なめ、
ピカンテは水分が少なく固くしまっていて、ピリッとした辛味があります。
ドルチェの方がお料理などのソース向きです。

そしてイギリスのスティルトンはねっとりとコクがあり、イギリスのチーズらしい円筒形の形をしています。
薄くスライスしてサンドウィッチに挟んだりもしますが、そのままなら甘口のポートワインがピッタリ!
大きな声では言えませんが、私のおすすめの食べ方は、
こんがり焼いたスコーンにスティルトンをのせ、いちごジャムをたっぷり付けて、ミルクティーと一緒に。
きっと邪道な食べ方と言われそうですが…
スティルトンの塩加減とクリーミーさにいちごの酸味と甘味が絶妙だと思うんですけどね…
青カビが入っていないものもあり「ホワイトスティルトン」と言います。
また白い部分がオレンジ色に色付けされた「スロプシャーブルー」もあります。
そしてフランスのロックフォールですが、この中で唯一、羊のミルクで作られいています。
羊のミルクは牛乳に比べて脂肪分が高いのでリッチな味わいです。
年間を通して気温や湿度の変化が少ない山の洞窟の中で熟成させます。
その中を通り抜ける風もカビ菌を繁殖させるのに重要なのです。

このロックフォールに合うワインは、どっしりとしたボルドーやコート・デュ・ローヌの赤ワイン、
又はソーテルヌという貴腐ワインがおすすめです!!
貴腐ワインとは「貴腐ブドウ」という糖度の高いブドウを原料に造られた最高峰の甘口ワインです。
この貴腐ブドウは、もとは一般的な辛口ワインに使用されている葡萄と同じものですが、
通常の収穫時期に葡萄を摘まずそのままにしておくと、貴腐菌が葡萄の皮に付着します。
その後1ヶ月以上日に照らされ乾燥した天候が続くことで葡萄の中の水分が蒸発して、
糖分などが凝縮した貴腐ブドウへと変貌を遂げるのです。
この貴腐ブドウを原料としているため、貴腐ワインは極甘口に仕上がります。
でも貴腐ブドウがどででもできるわけではなく、天候条件が揃わないと貴腐ブドウはできないので、
毎年貴腐ワインが確実にできるわけではありません。
貴腐ブドウは干し葡萄状態になっているので、生産できるワインの量もわずかです。
世界最高のソーテルヌと言われているシャトー・ディケムは、
1本のブドウ樹からグラス1杯分のワインしかできないと言われています。
ソーテルヌはただ甘いだけでなく、さらりとしたくどくない蜜のよう。
そしてあのトロリとした黄金色は特別なワインだと感じさせてくれます。
年を経たヴィンテージのものでも「これが何十年も前に作られたものなの!?」と
驚くほど爽やかで上品な甘味と葡萄の味わいが感じられます。

ブルーチーズは他のチーズに比べて、塩分が倍ぐらいあります。(約3.8g/100g、他のものは約2g/100gが多い)
なのでお酒が欲しくなってしまうのですが、その塩味を和らげたい時には
パンに無塩バターをつけて、その上にブルーチーズをのせたり、
ハチミツやドライフルーツと一緒に食べるのもいいですね。

ブルーチーズは種類がたくさんあり、今までブルーチーズに挑戦できなかった方にも
食べやすいクリーミーなものもあります。
例えば 「Montbriac モンブリヤック」や 「Fourme d’Ambert フルム・ダンベール」など。
牛乳版ロックフォールとして作られた「Bleu des Causses ブルーデコース」、
オーベルニュ地方の「Bleu d’Auvergne ブルー・ドーベルニュー」も食べやすいですよ。
ぜひいろいろ試してみてくださ~い!!
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