柏市のオンラインサロン~akala(アカラ)~です
アツコ先生より、フロマージュブランについてご紹介いただきます!
全てのチーズはフロマージュブランから始まる
フランスでは人生で初めて食べるチーズが「Fromage blanc フロマージュブラン」と言われています。
その名の通り、
フロマージュとはチーズ、ブランは白、なので
「白いチーズ」という意味で、真っ白いチーズです。

ヨーグルトより酸味が少なくコクがあり、生クリームほど濃厚ではなく、脂肪分も少ないのでさっぱりしています。
フロマージュブランは熟成させていないフレッシュチーズです。
やはり熟成をさせるには菌が必要になるので、免疫の少ない赤ちゃんには強いチーズは危険でもあります。でもフロマージュブランは菌が生まれる前のフレッシュなものなので安心して赤ちゃんが食べることができ、消化吸収も良く離乳食として使われることも多いのです。
フロマージュブランとヨーグルトの違いとはなんでしょう??
ヨーグルトは生乳に乳酸菌を入れ発酵させたものです!
フロマージュブランは生乳に乳酸発酵で凝固させ、専用の型に入れて水分を抜けば出来上がりです。
なので本当にチーズの原型のようなものです。
出来上がりは水分の多いカッテージチーズのようで
「Fromage blanc champagne フロマージュブラン カンパーニュ」といい、
きめが細かくなめらかにしたものを
「Fromage blanc lisse フロマージュブラン リス」といいます。

人によって好みは分かれますが、私はリスが大大大好きです。
これにメープルシロップをかければ十分デザートになります。
甘い栗のペーストを混ぜても美味しいですよ♪
現地ではお料理にも使われます。
塩コショウをして刻んだハーブを加えてディップや、ドレッシングにしたりします。
フランスに行って驚いたのが、なんとチーズケーキがケーキ屋さんに売ってないのです!
日本で食べるこってりとしたレアチーズケーキやベイクドチーズケーキなど、
チーズ王国フランスではさぞ美味しいものが食べれるのではと期待していたのですが、
チーズはやはりそのまま食べる文化のようです。
それでも唯一、フロマージュブランはデザートに使われるチーズなのです!
「Crème d’ange クレームダンジュ」という天使のクリームという意味のデザートですが、
フロマージュブランに泡立てた生クリームをたっぷり加えてふわふわにし、
ベリー系のソースをかけて頂きます。
初めて食べた時は感動しましたー。

フロマージュブランが手に入らない場合には、
ヨーグルトを水切りしてクリームチーズを混ぜ、泡立てた生クリームを加えると、
クレームダンジュっぽくなります^ ^
実はフロマージュブランはあまり多くは日本に輸入されていません。
フレッシュチーズは鮮度が大切なので、どうしても空輸になります
が、水分が多いため重量がありかさばるので割高になってしまいます。
現地ではとても安いものなのに輸入されるとものすごく高い商品になってしまう、、、
その上、足が早い、という輸入には向いていないチーズなのです。
何故か日本でもあまり作られていないのが残念です。
でも日本のパティシエや料理人にはフロマージュブランを使いたい方も多く、
一般にはあまり出回りませんが、輸入はされています。
ヤギのミルクで作られたものは「Chèvre frais シェーブルフレ」
羊乳で作られたものを「Broccio ブロッチオ」と言います。
牛乳製よりも日持ちしないので、日本に輸入されているものはわずかだと思いますので、
フランスに旅行に行ったら、是非食べていただきたいです。
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ワタナベ アツコ
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